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人工甘味料は危険?安全?上手に使えばカロリーダウン!悪者にされがちな人工甘味料のすべてと副作用

 2018/06/24 健康
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人工甘味料というと、あなたはどのようなイメージを持ちますか?

 

体に悪そう。

 

美味しくない。

 

カロリーが低い。

 

発がん性がある…!?

 

 

砂糖と比べて甘味が強く、カロリーも低い人工甘味料。

 

少量でもしっかりとした甘味があるため、ダイエット食品に多く含まれていますが、食品添加物としてのイメージが強く、悪者にされがちです。

 

美活編集部 料理研究家 茉子

今回は、そもそも何なのかあまり知らない悪者にされがちな人工甘味料について危険性はあるのか、上手な使い方を管理栄養士の私、茉子がご紹介していきます。

 

人工甘味料とは

人工甘味料のイメージ図

人工甘味料は、別名合成甘味料とも呼ばれる糖類のことです。

多くは天然にある糖の構造を少し変化させて作られています。

 

砂糖は虫歯の原因になるほか、過剰摂取すると肥満や糖尿病、生活習慣病の原因となるという欠点があります。

 

その予防として、虫歯になりにくく、低カロリーな新しい甘味料として生まれたのが人工甘味料です。

 

天然甘味料と人工甘味料の違い

 

人工甘味料に対して、天然甘味料という言葉があります。

 

人工甘味料は、人工的に合成されて作られた甘味料ですが、天然甘味料は、自然界にある甘味料のことを言います。

 

天然甘味料で一番有名なものはテンサイやサトウキビから作られる砂糖ですが、サトウモロコシから作られるソルガム糖、サトウカエデから作られるカエデ糖、サトウヤシから作られるヤシ糖などもあります。

ここからは人工甘味料の種類や特徴についてご紹介していきます。

 

難消化性オリゴ糖

糖が2~10個結合してできた糖のことをオリゴ糖といいます。

 

天然にもオリゴ糖は存在しますが、人工的に糖を結合させて、作ったオリゴ糖の多くは、人のもつ消化酵素では分解できず、腸内で、腸内細菌のエサとなります。

 

そのため、虫歯になりにくい効果や、腸内環境を整える効果、砂糖と比べて低カロリーなどのうれしい効果が。

 

代表例としては、ラクチュロース、フルクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、イソマルオリゴ糖、キシロオリゴ糖、乳果オリゴ糖、カップリングシュガー、キトサンオリゴ糖などがあります。

 

難消化性オリゴ糖を使った食品では、特定保健用食品に認定されているものも多いです。

 

糖アルコール

自然界にある糖を人工的に還元して作られた人工甘味料です。

 

オリゴ糖と同様に人の消化酵素では消化できず、低カロリーで虫歯になりにくい効果があるため、虫歯予防食品に多く使われています。

 

摂りすぎるとお腹が緩くなってしまうことがあるため注意が必要です。

 

代用例としては、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール、エリスリトール、キシリトールがあります。

 

自然に近い甘味をもつものが多いですが、キシリトールは清涼感のある甘さがあるので、ガムなどに多く使われています。

 

アスパルテーム

砂糖の100~200倍の強い甘味をもつ甘味料です。

アミノ酸を結合させてつくられます。

 

0.1キロカロリー以下と低カロリーのため、ダイエット食品に使われることが多いです。

 

サッカリンナトリウム

砂糖の200~700倍の甘さをもち、若干の苦みがあります。

1900年から使用されており、人工甘味料としては最も歴史が長いです。

 

カロリーが0なので、ダイエット食品などに使用されています。

 

アセスルファムカリウム(アセスルファムK)

ドイツで肥満防止の目的で開発された人工甘味料です。

砂糖の200倍の甘さを持ちます。

 

苦みと渋みがありますが、アスパルテームと一緒に使うことで良質な甘味に。

 

日本では、2000年から食品添加物として指定されました。

 

ネオテーム

アスパルテームと同じ、アミノ酸から作られる人工甘味料です。

さっぱりとした甘味があります。

 

オーストラリアやニュージーランド、アメリカなどでは使用されていますが、現在日本では承認されていない甘味料なので、海外旅行の際は注意してください。

 

天然甘味料

天然甘味料の角砂糖

では、天然甘味料にはどのようなものがあるでしょうか。

 

スクロース(砂糖・ショ糖)

自然な甘さがあり、広く使われている砂糖。

サトウキビやテンサイを圧縮して、出てきた液体を加熱・濃縮したものを結晶と糖みつに分離して作られています。

 

結晶部分は、大きさによって上白糖、ざらめ糖などとなり、加工して粉砂糖や氷砂糖、角砂糖にもなります。

 

糖みつ部分は黒砂糖などになります。

 

グルコース(ブドウ糖)

上品な甘さがあり、医療用にも使われています。

甘味は砂糖の6割程度と少し控えめで、カロリーは砂糖と同程度です。

 

すぐにエネルギーに変わり、血糖値が短時間で上がりやすいことから、スポーツ選手や受験生の糖分補給に使われたり、糖尿病患者の低血糖対策に使われています。

 

フルクト―ス(果糖)

切れのよい甘さがあり、調理などに使われる場合があります。

自然界ではフルーツや野菜に含まれています。

 

低温時は砂糖の1.5倍の甘さがありますが、温めると甘味が弱くなる性質があり、家庭ではあまり使われていません。

 

ラクトース(乳糖)

乳飲料などに使われている糖で、自然界でも牛乳や母乳に含まれています。

甘味は砂糖の0.2~0.4倍と控えめで、やさしい甘さが特徴です。

 

牛乳を飲むとお腹を下す人は乳糖不耐症と言われ、乳糖を分解する酵素が欠損しています。

摂取すると消化不良を起こすため、ラクトース入りの食品は控えた方が良いです。

 

マルトース(麦芽糖)

水あめや甘酒、麦芽に含まれる糖です。

甘味は砂糖の0.3倍とやさしい甘さが特徴です。

 

ブドウ糖加糖液糖

甘味の強いジュースなど、多くの加工食品に使われています。

甘味は砂糖と同じくらいで、自然な甘さがあります。

 

ブドウ糖と同様に、血糖値を一気に上げるため、低血糖時には良いですが、健康な人が日常的にたくさん摂取すると、肥満や糖尿病などの原因となります。

 

転化糖

スクロースとグルコースが同じ量ずつ混ざったものです。

砂糖よりも甘味が強く、吸湿性があるため、ジャムやお菓子の材料に使われています。

 

異性化糖

液体の糖で、温度が低いと甘味が強くなる性質があります。

冷菓や清涼飲料水に多く使われています。

 

パラチノース

砂糖の0.42倍の、自然に近い甘さを持つ糖です。

摂取しても虫歯になりにくいことから、虫歯予防食品に使われています。

ステビア(ステビオシド)

パラグアイ原産のステビアの葉に含まれる成分です。

 

砂糖の約300倍の甘さを持つのに、カロリーはゼロ。

ダイエット食品によく使われています。

 

グリチルリチン(甘草)

マメ科のカンゾウの根茎からとれる成分で、砂糖の100倍の甘味を持ちます。

塩味の強いものの口当たりをまろやかにする効果があるため、味噌や醤油に使われています。

 

人工甘味料は危険!?

 

人工甘味料と聞くと、体に悪そう…というイメージがある方もいるでしょう。

 

厚生労働省では、体に害がないかどうかをかなり厳しくチェックし、クリアしたものだけに使用許可を出しています。

 

また、使用状況を定期的にチェックし、安全性に問題があると分かったらすぐに削除したり、使用量や使用方法に制限をかけたりすることで、安全性を保っています。

 

しかし、製品は使用基準に従って製造されていても、摂取する私たちの方が多く摂り過ぎてしまっては意味がないですよね。

 

人工甘味料の1種である、アセスルファムカリウムは、製造過程で発がん性物質であるジクロロメタンを使用しています。

 

よって、多量摂取は胆管癌になるリスクに繋がると推測され、使用量に制限がかけられました。

 

FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で定めた、アセスルファムカリウムの1日摂取許容量は、15㎎/Kg/日です。

 

つまり、体重50Kgの人だと、15㎎×50Kgで、750㎎が1日に摂取できる上限になります。

 

例えば清涼飲料水の場合、厚生労働省の設定している使用の上限量は、0.5g/Kgです。

もし、上限いっぱいのアセスルファムカリウムが入った清涼飲料水を飲むとしたら、1日あたりどのくらい飲むことができるでしょうか。

 

清涼飲料水の濃度 0.5g/Kg=0.5㎎/g

750㎎÷0.5㎎/g=1500ml

 

正解は、1500mlです。

 

たまに少しオーバーしてしまうくらいであれば問題ないですが、摂取過剰状態が続くと危険です。

 

人工甘味料に限らず、食品添加物は全て使用基準が定められています。

 

食品添加物の使用基準リスト

 

また、糖アルコールはお腹を緩くする効果があるため、一気にたくさん摂取すると、お腹が痛くなってしまったり、下痢になってしまったりすることがあります。

 

勉強中や運転中に、キシリトール入りのガムを噛む習慣がある方も多いですが、いくつも続けて摂取しないようにしましょう。

 

砂糖の摂り過ぎが糖尿病や肥満に繋がるように、人工甘味料も摂り過ぎは禁物ですね。

 

人工甘味料は太りやすい?

 

砂糖は1gあたり約3.8Kcal。

それに対して、人工甘味料はカロリーが0のものも多く、少量で強い甘味を感じられるということから、カロリーや糖質を制限する上ではとても良い甘味料です。

 

しかし、人工甘味料を摂り過ぎると、太りやすくなる。

という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

 

甘味は人間にとって、とても魅力的な味です。

 

妊娠中のお母さんの羊水の中に、ブドウ糖を注入すると、胎児がたくさん羊水を飲む、という研究結果もあるそうです。

 

甘いものが好きな方も多いですし、苦手という場合でも、自然なやさしい甘さまで苦手に感じる方は少ないでしょう。

 

砂糖は、摂り過ぎると太ってしまったり、生活習慣病の原因となったりするため、自分でセーブしようという考えが働きます。

 

しかし、人工甘味料はカロリーが低く、健康にもよい、となると、罪悪感がなくなり、ついつい甘いものを食べ過ぎてしまいます。

 

人工甘味料単体で食べる、ということはないでしょうから、お菓子やジュースとして、甘味を摂る習慣がついてしまいます。

 

お菓子やジュースには、甘味料以外にも、バターや小麦粉、果汁などが含まれています。

つまり、カロリーが全くない、ということはありません。

 

例え、人工甘味料を使っているものしか食べない、と決めていても、習慣的に余分なカロリーをとるようになるので、太ってしまうのです。

 

つまり、人工甘味料そのものが、太る原因になっているのではないのです。

 

人工甘味料を使った食品

 

ここからは、人工甘味料が使われている食品をご紹介していきます。

 

コカコーラゼロ

 

コカコーラゼロ

出典日本コカコーラ

 

エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、糖類の全てが0の炭酸飲料です。

 

甘味料としては、スクラロースとアセスルファムカリウムが使用されています。

 

その他、他者メーカーも含めて、ゼロキロカロリー飲料のほとんどにアセスルファムカリウムが使用されています。

 

コカコーラゼロの詳しい製品情報はこちら

 

たらみ濃いりんごゼリー

たらみ濃いりんごゼリー

出典たらみ

 

エネルギー、たんぱく質、脂質が0のゼリーです。

炭水化物は8.0g入っています。

 

食品のエネルギーは、食品中に含まれるたんぱく質、脂質、炭水化物の量から算出されます。

 

たんぱく質と炭水化物は1gあたり4Kcal、脂質は1gあたり9Kcalです。

 

こちらのゼリーは炭水化物が0ではないのに、エネルギーはゼロ…。

 

この理由は、食品表示の決まりごとで、製品100g中に含まれるエネルギーが、5Kcal以下の場合、0Kcalと表示して良いことになっているからです。

 

甘味料としては、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースが使用されています。

 

たらみ濃いりんごゼリーの詳しい製品情報はこちら

 

グリコ80キロカロリーコントロールアイス

グリコ80キロカロリーコントロールアイス

出典江崎グリコ

エネルギーを80Kcalに揃えたアイスクリーム。

 

最近では、カップアイスの他にもソフトクリームタイプや、チョコレートがコーティングされたスティックアイスも販売されています。

 

糖尿病の患者さんの食事療法によく使用される、「糖尿病患者のための食事交換表」では、1単位あたりを80Kcalとし、その人の体重や活動量を基に、1日あたりの摂取単位数を決めてカロリーコントロールをします。

 

食事療法中でも、たまには甘いものが食べたい…

 

という場合には、1つ1単位と分かりやすいので、とても便利ですね。

 

写真のバニラアイスの場合、エネルギーは80Kcal、たんぱく質2.0g、脂質4.5g、糖質8.8gです。

 

甘味料としては、スクラロースと、アセスルファムカリウムを使用しています。

 

グリコ80キロカロリーコントロールアイスの詳しい製品情報はこちら

 

明治おいしいoff砂糖ゼロ

明治おいしいoff砂糖ゼロ

出典明治

砂糖不使用のチョコレートです。

同じシリーズで、砂糖50%オフのものも販売されています。

 

エネルギーは163Kcal、たんぱく質3.0g、脂質12.5g、糖質13.4gです。

 

甘味料としては、糖アルコールの一種である、マルチトールが使用されています。

 

明治おいしいoff砂糖ゼロの詳しい製品情報はこちら

 

人工甘味料を使った甘味料

 

ここからは、人工甘味料を使った、代表的な甘味料についてご紹介していきます。

 

オリゴのおかげ

オリゴのおかげ

 

出典オリゴのおかげ

乳果オリゴ糖という、難消化性オリゴ糖を使った甘味料です。

「ビフィズス菌を増やしておなかの調子を整える」と、特定保健用食品として承認されています。

 

砂糖の80%の甘味があり、カロリーは半分!!

 

ヨーグルトに入れて食べるという方が多いようですが、乳果オリゴ糖は加熱しても甘さや機能性が損なわれないため、料理にも使えます。

 

公式サイトには、オリゴのおかげを使ったレシピも紹介されているので、ぜひ覗いてみてください。

 

オリゴのおかげを使ったレシピを見たい方はこちら

スーパーなどの砂糖コーナーで手軽に購入できます。

オリゴのおかげオリゴスティック

 

出典オリゴのおかげ

シロップタイプが主流ですが、粉末をスティック状にした、オリゴスティックシリーズもあります。

 

ホットコーヒーや紅茶に、スティックシュガーの代わりに使えるので、毎日コーヒーや紅茶を飲む方にはオススメです。

 

また、持ち運びに便利なので、外出先で使いたい場合や、旅行にもいいですね。

(オリゴスティックシリーズは特定保健用食品として承認されていません)

オリゴのおかげダブルサポート

出典オリゴのおかげ

また、薬局などで購入できる、オリゴのおかげダブルサポートは、乳果オリゴ糖の含有量が多いため、少量でたくさんのオリゴ糖を摂取したい方にオススメです。

 

また、おなかの調子を整える効果の他に、カルシウムの吸収を促進する機能も追加されています。

 

甘さは砂糖の半分程度なので、甘いものをあまり好まない方にも良いですね。

 

カロリーは砂糖の約半分です。

 

オリゴのおかげについて詳しく知りたい方はこちら

 

パルスイート

味の素パルスイート

出典味の素

アスパルテームを使った、粉末の甘味料です。

 

アスパルテームはアミノ酸から作られているため、糖類ではありません。

そのため、糖質を気にする方にはとても魅力的な商品と言えるでしょう。

 

カロリーは砂糖のわずか10分の1!!

甘さは砂糖と同じくらいなので、使いやすいのも特徴です。

 

加熱できるので、料理に使えます。

パルスイートを使ったレシピを見たい方はこちら

味の素パルスイートスリムアップシュガー

 

出典味の素

また、砂糖の3倍の甘さのある、パルスイートスリムアップシュガーも販売されています。

こちらはスティックタイプとポーションタイプの2種類があり、スティックシュガーやガムシロップの代わりに使うのに便利です。

味の素パルスイートカロリーゼロ

出典味の素

パルスイートは、砂糖の10分の1のカロリーがありますが、カロリーが0のシリーズも販売されています。

写真は液体タイプですが、粉末タイプもあります。

 

使用量は、砂糖の1/3で良いので、調理に使う際は使用量に注意が必要です。

 

パルスイートについて詳しく知りたい方はこちら

 

やっぱり人工甘味料は不安…という方は

 

天然甘味料を使った低カロリー食品も販売されています。

 

はちみつも砂糖と比べるとカロリーが低いので、ヨーグルトを食べる時や、お菓子を作る時、砂糖のかわりに使ってみても良いでしょう。

 

アスパルテームを使った甘味料、パルスイートの類似品で、天然甘味料のみを使った、ラカントという商品も販売されています。

ラカントS

出典ラカントS

ラカントは、羅漢果という植物からとれるエキスとエリスリトールを使った甘味料です。

 

エリスリトールは人工甘味料としてご紹介しましたが、実は糖アルコールは天然にも存在します。

こちらはトウモロコシを発酵させて作ったエリスリトールを使っているそうです。

 

栄養成分は100gあたりエネルギーは0Kcal、たんぱく質0.2Kcal、脂質0g、炭水化物99.8gです。

 

炭水化物が多いのは、羅漢果エキスもエリスリトールも糖の1種だからです。

カロリーは0で、血糖値にも影響がない甘味料なので、ダイエット中や血糖値が気になる方にも使えます。

ラカントSの詳しい製品情報はこちら

人工甘味料、天然甘味料ともに、それぞれの良いところ、悪いところがあります。

どちらにも言えることは、甘味をとることを習慣化させないことです。

 

自分に合った甘味料を見つけられるといいですね。

 

ダイエット時、人工甘味料との付き合い方

 

ダイエット中、甘いものを我慢するのが大変!!

 

どうしても食べたくなった時や、少し結果が出てきて、自分にご褒美をあげたい。

そんなときに、人工甘味料を使った食品を選ぶ方は多いでしょう。

 

しかし、「カロリーが低いから、糖質が少ない、入っていないから安心!!」

と、頻繁にたべてしまう方は注意が必要です。

 

糖質オフ、カロリーゼロ…食品表示の秘密

 

食品表示は、JAS法、食品衛生法、健康増進法の3つの法律により、とても細かいルールの上で記載されています。

 

栄養成分表示に関する決まり事の中に、○○ゼロ、ノン○○、○○カット、○○控えめなど、ある成分が入っていない、もしくは少ない旨を表示するための基準があります。

 

含まない旨を表示するには(○○ゼロ、無○○、ノン○○など)

 

エネルギー

食品100g(100ml)あたり5Kcal未満

 

脂質

食品100g(100ml)あたり0.5g未満

 

飽和脂肪酸

食品100g(100ml)あたり0.1g未満

 

コレステロール

食品100gあたり5㎎未満、かつ飽和脂肪酸の含有量1.5g未満、かつ飽和脂肪酸のエネルギー量が10%未満

食品100mlあたり5㎎未満、かつ飽和脂肪酸の含有量0.75g未満、かつ飽和脂肪酸のエネルギー量が10%未満

 

糖類

食品100g(100ml)あたり0.5g未満

 

ナトリウム

食品100g(100ml)あたり5㎎未満

 

かなり細かい数値が出てきて、難しく感じた方もいらっしゃると思います。

 

ここで何が言いたいかというと、「ほんの少し入っている状態でも、入っていないと表示することができる!!」

ということです。

 

エネルギーが0Kcalでなくとも、100gあたり5Kcal未満であれば、カロリーゼロと表示することができてしまうのです。

 

例えば、カロリーゼロと表示されている清涼飲料水。

本当のエネルギーが100mlあたり4Kcalだったとしたら、500mlのペットボトル1本飲むと、20Kcalになります。

 

それを1日1本、毎日飲んだとしましょう。

 

すると、1か月後には、20Kcal×31日で、620Kcalになります。

620Kcalというと、軽めの食事1回分くらいになりますよね。

 

脂肪1Kgが蓄積されるには、約4000Kcalの摂取が必要とされています。

このペースだと、半年後にはこのカロリーゼロの清涼飲料水だけで1Kg太ってしまう計算になります。

 

少ない旨を表示するには(低○○、○○ひかえめ、小○○、ライト、ダイエットなど)

 

エネルギー

食品100gあたり40Kcal未満

食品100mlあたり20Kcal未満

 

脂質

食品100gあたり3g未満

食品100mlあたり1.5g未満

 

飽和脂肪酸

食品100gあたり1.5g未満かつ飽和脂肪酸由来エネルギーが全エネルギーの10%未満

食品100mlあたり0.75g未満かつ飽和脂肪酸由来エネルギーが全エネルギーの10%未満

 

コレステロール

食品100gあたり20㎎未満、かつ飽和脂肪酸の含有量が1.5g未満、かつ飽和脂肪酸のエネルギー量が10%未満

食品100mlあたり10㎎未満、かつ飽和脂肪酸の含有量が0.75g未満、かつ飽和脂肪酸のエネルギー量が10%未満

 

糖類

食品100gあたり5g未満

食品100mlあたり2.5g未満

 

ナトリウム

食品100g(100ml)あたり120㎎未満

 

 

先ほどの入っていない表示と比べると、やはり全体的に緩く設定されていますね。

 

「入っていない」と表示されているものと「少ない」と表示されているものが並んで売られていたら、「入っていない」の方を選ぶ方も多いと思います。

 

しかし、別々に売られていたら、あまり気にせずに「少ない」の商品を買ってしまう場合が多いのではないでしょうか。

 

 

食品100gと食品100mlの違いは、お菓子やお惣菜などの食品はg、ジュースなど、主に飲用の液体食品はmlの方を使います。

 

低カロリーと書いてある清涼飲料水500mlの場合、100mlあたり20Kcal未満なら範囲内になります。

 

仮に、100mlあたり15Kcalだったとすると、500mlで、75Kcalです。

 

これを1か月毎日飲み続けると、75Kcal×31日で、2325Kcalになります。

こちらの場合、2か月で1Kg太ってしまう計算になりますね。

 

つまり、カロリーや糖質が入っていない、少ないと表示されていても、全く含まれていない訳ではないのです。

 

少量づつでも摂り続ければ太ってしまいます。

人工甘味料の安全性にばかり気をとられがちですが、ダイエット時には、カロリーについてもよく注意が必要ですね。

 

人工甘味料のまとめ

 

今回は、人工甘味料についてご紹介してきました。

 

人工甘味料は、食品添加物。

天然のものではない。

 

と、悪いイメージを持つ方が多いですが、実際にはかなり厳しい基準をクリアした安全な甘味料なのです。

 

ただ、カロリーが低いからと、甘味を食べる習慣がついてしまうことは良くないです。

 

人工甘味料は、砂糖を摂るよりはカロリーが低くて安心。

という程度に留めましょう。

 

参考文献

・東京化学法人 スタンダード栄養・食物シリーズ5 食品学ー食品成分と機能性ー

公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 ホームページ

医療法人 高見台クリニック ホームページ

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ライター紹介 ライター一覧

料理研究家 茉子

料理研究家 茉子

都内の和食店で料理人をやりながら、ライター業勉強中です。洋食(イタリアンレストラン)4年働いた後、和食に転職して、割烹や郷土料理店を経て現職。料理人歴18年、1年365日のうち、料理をしない日はほとんどありません。とにかく料理好き、食材と向き合い、勉強するのが好きです。

食べた人がココロもカラダもハッピーに健やかに、笑顔で過ごせるように願って、管理栄養士を取得後も栄養学の勉強もしながら料理研究をしています。

子供の頃、様々なスポーツをやっていく中で、大きく成長、太ってしまいました。思春期から自分を恥じて、食べないダイエットや偏食ダイエットなど、沢山のダイエットを試し、痩せたりリバウンドしたりを繰り返すうちに、摂食障害になった経験もあります。

料理の仕事に就き、食と向き合っていく中で、健康的な毎日には、バランスの良い食事と運動が重要だと気づき、変な食生活はやめました。

フェス、音楽鑑賞、映画鑑賞、読書、ラジオ、伝統芸能、など、もともと趣味は多いです。さらに最近は鉄道好き、城好き、落語好きにもなりました。学生時代の英語とフランス語の勉強の再開、テレビでロシア語講座も見ていて、料理以外の興味、関心は盛りだくさんです!

【ライターからのご挨拶】

昔から、『食養生』や『食は薬、薬は食』といわれているように毎日の食事で私達の身体は出来ています。

私は、「食べる事は生きること」だと思っています。料理の仕事に従事しているので、たくさんの方々にお料理をお出ししていますが、皆さんが健康でにハッピーになればと願い、野菜や食材の事を勉強しながら、メニュー作成に取り組んでいます。

食いしん坊の料理人なので、味見をしながら、美味しい!と思える料理を作っていますが、自分も栄養バランスを意識しながら作って食べる事で、風邪も引かず、ちょっとした不調も食事でコントロールできています。

食べずに痩せようとしても、筋力も気力も落ち、イライラして、健康を害し、満足のいく結果は出ません。長年の摂食障害やダイエット経験からよく失敗して身体を壊したのでわかります。

また、近年、『和食』は世界遺産になりました。世界からヘルシーだと注目されている和食や伝統的な日本の食文化を見直してみませんか?

皆さんが上手に調整しながら美味しく食べて、キレイで健康的な暮らしを送れるような食べ方やレシピをご提案していきたいと思います。
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