かゆくてつらい!皮膚のかゆみのメカニズムと対処法

皮膚のかゆみのメカニズムと対処法

皆さん足や手がかゆくてつらい時どう対処してますか?

「赤いボツボツができてるけどかいていいのかな」「何にもみえないのにかゆくてしょうがない」など日常的に誰にでも起こり得ます。

 

さらにこどもに至っては、「何度ダメと言ってもかいてしまって困っている」なんてことはありませんか?

 

そして、「とりあえずかゆいからムヒを塗ってるけどそれでいいのかな」と対処について疑問に思うこともあると思います。

 

かゆみは、痛みとして感じる炎症の一種です。

その正しい対処法を知ることで、かゆみの軽減及び予防につながります。

 

今回は皮膚のかゆみについてのメカニズムから、対処法まで詳しく説明をしていきます。

 

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皮膚のかゆみについて

痒がる女性

 

かゆみが起こるメカニズム

皮膚は何層にもわかれ、その内部に「知覚神経」と呼ばれる神経が存在しています。

この知覚神経は、痛みやかゆみを感知し、その刺激を脳へ伝達し、脳で「かゆみ」として認識されるのです。

 

痛みもかゆみも同じ神経をたどっているということになりますね。

またかゆみに関する物質として「ヒスタミン」が関係していると言われています。

 

皮膚には肥満細胞とよばれる細胞が存在し、「ヒスタミン」を放出させ、知覚神経に作用します。

 

そして、脳に伝達すると同時に、その刺激は神経の末端に伝達され、神経ペプチドとよばれる神経伝達物質を放出させます。

 

つぎに、神経ペプチドが肥満細胞を刺激し、さらに「ヒスタミン」を放出させるという悪循環となるのです。

 

これをもっとわかりやすく説明します。

「かゆくてかいたのにもっとかゆくなってしまった」「かいたらかゆみが全くひかなくなってしまった」なんてことを経験したことはありませんか。

 

これはまさに、先に述べた悪循環であり、皮膚をかくという刺激が知覚神経を経由し、肥満細胞を刺激させ、「ヒスタミン」を放出させ、さらにヒスタミンが神経の末端に伝達され、また肥満細胞を刺激し…と悪循環となってしまうのです。

 

かゆみが生じる原因

腕を掻く女性

かゆみが生じる原因として、皮膚疾患、内臓疾患に加え、日常生活から考えられるものまで幅広くなっております。

 

次にそれぞれ詳しく説明をしていきます。

 

かゆみをともなう代表的な皮膚炎や皮膚疾患

汗疹(あせも)

あせも

梅雨から夏にかけて、こどもによくみられる赤みを伴ったボツボツとした皮疹です。

私のこどももよく夏に近くなると、あせもになります。

 

赤ちゃんに至っては汗をたくさんかきますので、首の周りや、背中によく起こります。

この対処法は、涼しく、通気性のよい環境に皮膚を保てば、すぐに消失します。

 

もし、それでもかきむしってしまい、ぐしゅぐしゅとしたような湿疹、膿をともなうようになるようでしたら、はやめに病院へ受診しましょう。

 

アトピー性皮膚炎

皮膚炎

アトピー性皮膚炎の発症には2つの因子が関連しております。

まずひとつめは、皮膚のバリア機能の障害によるドライスキンであり、ふたつめは、アレルギーの体質です。そのため、気管支喘息を患っているこどもも多いです。

そして、かゆみはもちろん伴い、湿っているような皮疹で、左右対称性の分布が特徴です。

また乳児のときには口のまわり、顔に出現し、しだいに体へとひろがっていきます。

 

さらに、もう少し大きくなると、乾燥をともなう湿ったような赤いボツボツが足や手に現れてくることが多いです。

 

そして大人になると、黒ずみ厚ぼったくなる変化や、乾燥がより目立つようになります。

これだけ皮膚がやられますので、感染しやすい状態となります。

 

早急に病院へ受診することをおすすめします。

 

こどもに至っては、顔が赤く腫れぼったくみえるため、かゆみに敏感になります。

この治療は、アレルギーの治療として薬の内服に加え、かゆみに対し、炎症を抑える軟膏を塗布します。

 

それでも、こどもは、ひっかいてしまうんですよね。

赤ちゃんのときは状況に応じてミトンを使うこともあります。

少し嫌がりますが、体を守っている皮膚を傷つけてしまっては、さらに症状が悪くなってしまいます。

 

接触皮膚炎

ピアス

これは大人でも起こる症状です。

皮膚に付着した物質によって引き起こされる皮膚の炎症の総称です。

 

赤ちゃんでは、尿や、化学繊維などの衣類、大人になってくると化粧品や金属、毛染めなどによって引き起こされます。

 

これには、アレルギーの原因となる物質の除去に加えて、かゆみを抑える軟膏を塗布していきます。

 

赤ちゃんには、おむつをこまめに変えてあげることや綿100%の衣類を選択することで症状が減少します。

 

大人においては、パッチテストなどをするように心がけましょう。

毛染めにおいては、使用した後に症状が出てしまうと、頭皮が痛み、脱毛やふけが出てきてしまうので、要注意です。

 

虫刺され

蚊

皆さん「たかが虫刺され…」と思っていませんか?

ストロフルス(急性痒疹)といって、こどもにおいて、まれに虫刺されが悪化してしまい過剰な皮膚反応を起こすことがあります。

 

私はまだその経験はないですが、注意は必要です。

なぜかと言うと、かゆみが強く、夜もぐずったり、かき壊してしまって、感染を引き起こし熱が出てしまうなんてこともあるんです。

 

もちろんこれは、ムヒでは対応しきれず、必ず受診しましょう。内服薬とともに軟膏を塗ることではやく治ります。

 

じんましん

蕁麻疹

一度は耳にしたことのあるじんましん。

これは年齢関係なく現れます。

虫刺されに似たようなぷっくりとしたボツボツなのですが、それぞれがくっついたような不定形な形にみえたり、水っぽいボツボツがでたりします。

 

そして虫刺されはしばらく残りますが、じんましんは数時間で消失することが多いです。

じんましんは食べ物などのアレルギーで引き起こされるものと、日光や寒さ、ひっかくなどの物理的刺激によって引き起こされるものに分けられます。

 

試しに腕を爪ですーっとひっかいてみてください。

その後に赤く水ぶくれのような跡が残る方は、皮膚が物理的刺激に弱い可能性があります。

かゆみをともなう代表的な内臓疾患

医師

腎疾患、肝疾患

ここは簡単に説明をしていきます。腎臓か肝臓の機能が悪化するとかゆみがでるということを覚えておいてください。

 

腎臓は体にたまった老廃物などを処理するため、その処理が適切に行えないと老廃物がかゆみの原因となります。

 

また、肝臓が悪くなると、皮膚が黄色くなることがあります。その黄色の物質がかゆみを引き起こすとされています。

 

私の経験上かゆみに対し、単なる乾燥かと思っていたところ、実は腎臓が悪く、

その疾患がよくなると、かゆみが軽減されたという事例に何度も遭遇しました。

 

かゆみは単なる皮膚炎ではなく、体内からの危険なサインとして現れることもあるのです。

 

そして、今少し述べましたが、次に、乾燥がかゆみを引き起こすということを皮膚の状態別に説明をしていきます。

かゆみが起こる皮膚の状態

乾燥肌、敏感肌

乾燥した大地

乾燥肌(ドライスキン)は、皮脂といわれる油分の分泌量の低下と保湿に関連する因子、セラミドが減少していることなどが影響し、表面の潤いがなく、もろくなってしまっています。

 

「セラミド配合化粧水」というような商品をみたことはありませんか?

皮膚にはレンガのような角質細胞が連なっており、その間のつなぎ目の役割をしているのがセラミドです。

 

これが減少すると肌がもろくなります。

そのため、化粧水などで補うことが必要となるのです。

 

これを放置してしまうと、かゆみを伴い、カサカサして、ひび割れたりする皮脂欠乏症(乾皮症)になることも少なくありません。

 

また、乾燥肌が原因で、肌がピリピリするけれども赤くはなっていないなど、目に見える症状がみられない状態を敏感肌ともいいます。

 

いずれも、肌が何かの刺激を受け、弱っている状態なのです。

そのため、さらなる刺激によってかゆみが引き起こされてしまいます。

 

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加齢による皮膚の老化

老人

産まれたばかりの赤ちゃんは、肌がもっちりしていませんか。

私も、自分の肌がこどもの肌と比べるとガサガサしていて気分が落ち込みます。

 

人間は年を重ねると、体内の水分量が減少します。

そのため、皮膚が乾燥しやすくなります。そしてかゆみが生じます。

 

年を重ねるにつれて、水分を補う、保湿が重要となるのです。

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その他

外部からの刺激

太陽光

紫外線、乾燥や寒さ、衣類の摩擦、汗、花粉などがあげられます。

 

体内の変化によるもの

ストレスを抱えた女性

ホルモンバランスの変化、睡眠不足、栄養不足、過度のストレスなどがあげられます。

 

特に女性の方は経験したことが多いのではないかと思いますが、生理中や妊娠期、出産後においては、顔はもちろん全身がかゆくて仕方がない症状に悩まされる方が多いです。

 

私もそのひとりでした。

出産後1ヶ月、母乳で育てていたところ、顔がかゆくてかさかさになってしまいました。

どんな保湿剤を使用しても症状は改善せず、つらい思いをしました。

 

そのときに、かゆみに対する対処法を知っていたらすぐに対処できたのではないかと今では思います。

そして、私のようにそのときにすぐに病院に行くことができない方もたくさんいらっしゃると思います。

 

そんな方にまずは試してほしい、日常生活でできるかゆみ対策をこれから紹介していきます。

 

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日常生活での皮膚のかゆみ対策

腕がかゆい女性

皮膚を悪化させるのは簡単ですが、治すのはひと苦労です。

 

そうならないためにも、かゆみの対策そして予防にもつながる方法を説明していきます。

体の外側と内側からそれぞれできる方法を紹介していきます。

 

まずは外側からです。

 

保湿中心のスキンケアに変える

保湿剤を手に取る

かゆみに対しては、まず第一に保湿をしましょう。

これが基本となります。

 

保湿成分配合の化粧品を選ぶようにし、またクリームタイプのものが皮膚にとどまるためおすすめです。

 

そしてかゆみがおさまらないときは、市販薬を使用するのもよいです。

 

私のおすすめの市販薬は、ロート製薬から販売されている「メンソレータムⓇAD」のシリーズです。

ジフェンヒドラミンという成分が含まれており、よく病院で処方されているかゆみどめのレスタミンに配合されているものと同じような成分となります。

 

またこのシリーズにおいては保湿成分も含まれているため乾燥肌の方にもおすすめです。

メンソレータムADクリームm

メンソレータムADクリーム

 

こどもむけに「メンソレータムADこどもソフト」が販売されており、無香料、無着色、弱酸性とこどもにやさしい製品となっております。

メンソレータムADこどもソフト

メンソレータムADこどもソフト

 

しかし、ただかゆいからといってとりあえずかゆみ止めを塗るのはよくありません。

まずは保湿です。

かえって症状が悪化する場合がありますので、かゆみがおさまらないときは、はやめに病院を受診しましょう。

 

そして、敏感肌の方も使いやすい市販の保湿クリームも紹介します。

 

ユースキン製薬から販売されている「ユースキンSシリーズ」です。

たっぷりの容量の「薬用ユースキンSクリーム」は約1000円と低価格で全身に使うことができます。

 

またグリセリンという成分を含むため保湿に優れています。

薬用ユースキンS クリーム

薬用ユースキンS クリーム

 

「ユースキン」のシリーズでは、かゆみに特化した「ユースキンIシリーズ」というのもありますので、かゆみがひどい方は試してみてください。

 

特にくちびるが荒れてかゆい方は、「ユースキンリップケア」をおすすめします。

保湿成分に加え、ビタミンEも配合しているため、肌を調えてくれる役割を果たします。

 

これは私も実際に使ってみて、くちびるのヒリヒリしたかゆみが減りました。

また使い続けることでその予防にもなります。ナイトケアにもよいですね。

 

室内の乾燥を防ぎ加湿する

加湿器の湯気

夏ではエアコンで空気が乾燥し、冬においては、さらに空気が乾燥します。

 

加湿器があれば一番よいのですが、ない場合は部屋に濡れたタオルを乾かしておくだけでも乾燥を防ぐことができます。

 

入浴習慣を見直す

お風呂のお湯

40度以上の熱いお湯を皮膚が浴びると、水分が失われてしまいます。

 

私は、冬場のお皿の洗い物のときに、あったかいお湯で洗うことを続けていたら、すぐに手が乾燥してしまい、かゆくなってしまった経験があります。

 

そのため、ぬるま湯に変更しましょう。

また洗顔においてもぬるま湯の方が、余分な水分を奪うことなく、洗顔する事ができます。

 

そして、泡を立ててやさしく洗うように心がけましょう。

洗顔料を低刺激性のものに変えるのもおすすめです。

 

ここでドラッグストアにも売っている低刺激性の洗顔料を紹介いたします。

特に、固形石けんが肌への刺激が少ないといわれています。

 

先ほど、保湿クリームの紹介で「ユースキンSシリーズ」を紹介しましたが、そのシリーズから固形石けんが販売されています。これは、大人もこどもも使える低刺激性となっております。

 

「薬用ユースキンSソープ」は、保湿成分を含み、洗い上がりのつっぱりした感じが減り、さらっとしっとりしあがります。

敏感肌の方はこのシリーズで基本のスキンケアを揃えてみるのもよいかもしれないですね。

ユースキン製薬 薬用ユースキンSソープ

ユースキン製薬 薬用ユースキンSソープ

 

そして、やはり赤ちゃんに対しては大人と一緒のものでは不安なのではないでしょうか。

 

そんな不安を持つ方におすすめなのが、ピジョンから販売されている「ベビーソープ」です。

これも固形石けんのものを選ぶとより肌に負担をかけずに洗うことができます。安心の無着色、無香料、皮膚刺激性テスト済みです。

 

また、冒頭に述べましたセラミドも配合されていますので、肌の調子を調えてくれる役割があります。

Pigeon (ピジョン) 赤ちゃん用 石けん 固形 透明 スクワラン セラミド ベビーソープ

Pigeon (ピジョン) 赤ちゃん用 石けん 固形 透明 スクワラン セラミド ベビーソープ

 

 

衣類を清潔に保つ

洗濯をしたシャツ

汗の付着した衣類は、皮膚を刺激しかゆみを引き起こすので、汗をかいたら着替え、洗濯をしましょう。

 

かゆみが強いときは冷やす

氷

かゆみが強いときは、温めてしまうとさらにかゆみが増してしまいます。

保湿剤を塗ってもかゆみがおさまらないときは、ひっかかず冷やしましょう。

 

それでは次に、体の内側からできる対策を述べます。

これは、保湿剤を塗ってもなかなか治らなかったときに試してみるといいと思います。

 

ビタミン類の含む食品を摂取する

野菜

特にビタミンA、E、Cを多く含む食品を摂取しましょう。

ビタミン類は、肌の代謝を促進させ、潤いを保ちます。

 

おすすめの簡単レシピは、黄、赤パプリカを使ったアボカドマリネです。

 

忙しい方にも簡単に作れるサラダは、効率良くビタミンを摂取する事ができます。

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水分を補給する

水を飲む女性

体内の水分補給も皮膚の乾燥を防ぐ、簡単で、大切な方法となります。

 

いつもより喉が乾くといった症状があるときは、もうすでに水分不足となっている事があるため、積極的に水分を補給しましょう。

 

 

生活習慣を見直す

散らかった部屋

意外と見落としがちになってしまうのが、生活習慣を見直すということです。

 

生活習慣がかゆみに影響してるなんて、私も最初は疑心暗鬼でした。

 

しかし、実際に、前述した保湿に加え、食生活を見直し、また睡眠の質をあげ、ストレスを溜め込まないようにした結果、みるみるうちにかゆみが軽減していきました。

 

喫煙習慣や、不眠、ストレスは皮膚のバリア機能を低下させ、かゆみを増加させる因子となりえます。

 

特定のアレルギー物質を避ける

洗顔する女性

アレルギーが特定されている場合は、その物質を避けるようにしましょう。

例えば花粉がアレルギーの場合は、帰ったら顔を洗うようにしたり、衣類についた花粉を家に入る前に叩くなどの対策をするだけでも違います。

 

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皮膚のかゆみのまとめ

背中がかゆい女性

S

日頃のかゆみについてのさまざまな要因が関係し、その対策は日常生活でできることから、病院に行って解決しなければいけないことまで多岐に渡ります。

 

日頃気をつけていれば予防できるかゆみもあります。

また対処法を試して改善しなければ、その他に原因があることも考えられます。

 

いずれにしても今の対策で不安に思う事があれば、まずは専門家に相談してみましょう。

 

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