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セクハラをされたらどこに相談するの?セクハラをさせない方法と職場作り

 2018/05/18 生活・ファッション
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私は産業カウンセラーの資格を持っています。

会社勤めをしている方々からさまざまな悩み事の相談を受けていますが、カウンセリングをしている案件のなかで大部分を占めているのが実はセクハラなのです。

現場で実際にお話を聴いていると、男性と女性で「セクハラ」についての受け取り方に差異があることが分かります。

 

男性が「単なるコミュニケーション」だと思っている同様の事柄について、女性にとっては「明らかにセクハラ」と感じている案件も多数存在します。

 

日本では昔から「女性は職場の華で良い」という女性の立場を軽んじる慣例があり、法律で禁止されてもなお水面下でセクハラが横行しているのが実情です。

 

 

目次

そもそもセクハラとは?

 

・セクシュアルハラスメント(セクハラ)とは、相手の意に反する、相手の望まない性的言動のことを指します。

また、行為だけでなく発言も含まれます。

 

しかしその言動がセクハラに該当するかどうかは、その状況によって判断が難しい場合もあります。

とはいえ本人に悪意がなくても言われた相手にとって意に反していたり望まない言動であればセクハラになります。

 

例えば男性上司が女性の部下を労うために「ご苦労様」と軽く肩を揉んであげたとします。その行為に対し女性が「嫌だ」と感じた場合にはセクハラとなってしまいます。

 

 

セクハラは対価型と環境型の2種類

 

1.対価型のセクハラとは?

・上司が部下に対して行ったセクハラ行為に部下が応じなかったところ、解雇や降格、減給などの処分を受けた等、上司が自分の立場を利用して相手にプレッシャーをかけるような事例を「対価型」といいます。

 

2. 環境型のセクハラとは?

・職場内で上司のボディタッチが頻繁で就業意欲を削がれたり、誰かに意図的に不快な噂を流されたりして本人が苦痛を感じ、職場に行きたくなくなる等、業務に支障が出るような事例を「環境型」といいます。

 

 

セクハラを受けた場合の対応と対策

 

1.セクハラされた事実をメモやボイスレコーダーで記録する(日時が分かるようにしておく)

・いざという時に役に立つ「証拠」を残します。

最近はスマホでも録音できますから、相手に気付かれないようにRECを押しておきます。

自筆メモや音声は法的にも有効です。

 

2.信頼のできる別の上司や同僚、専門の相談窓口などへ相談する

・社内での相談が難しい場合は公共の専門窓口がありますので、なるべく早い段階で相談します。

 

 

同僚や部下から相談を受けたら

1.訴えの全てを信じてあげてください

言葉を遮らず、穏やかな態度で相手が話し終わるまでただ聴いてください。

そして「よく話してくれたね」と労ってあげてください。

 

2.相談を受けたら自己判断で解決しない

まずは上司に報告して事実関係の確認をするか、または専門機関の窓口で相談してください。

 

 

相談を受けた際に絶対に言ってはいけない言葉

 

心にダメージを受けている相談者にこのような言葉は決して言ってはいけません。

 

・「あなたの方に隙があったのでは?」

・「気のせいじゃないですか」

・「拒否すれば良かったのに」

・「それくらい我慢出来るでしょう」

・「あの人がそんなことするわけないでしょう」

・「それってホントなんですか?」

 

 

セクハラについて相談できる外部相談窓口

 

労働局「総合労働相談コーナー

労働局雇用均等室「仕事応援ダイヤル

法務局(法務省)「女性の人権ホットライン

弁護士 (法テラス・弁護士協会など

電話相談(こころの耳

 

 

職場でのセクハラ防止対策

 

1.定期的にセクハラ防止についてのセミナーを定期的に実施する

 

・セクハラ専門の委員を決め、雇用機会均等法等の条文内容などを社内全体に周知、共有するとともに、就業規則に罰則規定を設けるなど具体的な措置を施します。

 

2.セクハラ専門の相談窓口を設置する

窓口を設置しても、社内での相談は知り合いが多いため情報が洩れることを危惧して踏み切れないケースがほとんどです。

事前申込制にして番号で連絡したり、相談場所への経路をあまり人目に触れないように工夫するなど、相談しやすい環境をつくるように配慮します。

 

3.本人が言えなくても「それセクハラですよ」と誰かが言える環境をつくる

・セミナーで周知した項目を社内に張り出し、職場の全員が互いの言動に気を配ります。

そうすることで自分の発言に気付かなかった当人のセクハラ行為も未然に防ぐことができます。

 

4.職場でドレスコードを決める(異性を挑発するような服装は避ける)

・制服がない職場では、女性の私服がセクハラに繋がってしまうことがあります。

オシャレをしたい気持ちも分かりますが「職場」にふさわしいドレスコードを決め、ミニスカートやノースリーブ、シースルー、襟の大きく開いたシャツなどは休日に楽しんでください。

 

5.営業車の助手席はNG

・上司と営業車で移動する場合は、助手席ではなく後部座席に乗るようにしてください。

理由を尋ねられたら「もう一度資料を確認しておきますので」と明快な理由で乗り切りましょう。

 

6.出張先での打合せは人目に付くところで

・泊りでの出張の際は「打合せはロビーやラウンジで」が鉄則です。

「機密事項だから部屋で話そう」等と言われても断固として断りましょう。

機密文書や個人情報等について等の、重要事項は出張前に社内で処理しておくのが、会社としても一番安全な方法です。

 

 

飲み会などでのセクハラ防止対策

 

1:なるべく出入口の幹事の近くに座る(逃げ場の確保)

・上司の送別会などでは幹事が余計な気を利かせて若い女性社員を両側に侍らせることがあります。

 

それが不快だと感じたら即座に幹事に席替えを申し出ます。

その場の雰囲気的に席替えが無理そうだったらカンパイまで我慢して、その後別の人とカンパイしに行く振りをして安全な席に移動してください。

 

その際、バックや上着などの荷物は最初から入口近くに置いておくと自然に移動ができます。

 

 

2:飲み会が終わったら即座にフェイドアウト

・不安要素の高い飲み会の場合は1次回が終わったら幹事に「お先に帰りますね」と一声かけて少し早めに退席して帰宅します。

この時、幹事に引き留められてもスルーしてください。

 

翌日「2次回に居なかったんじゃないか?」と上司に尋ねられたら体調が悪くなった等適当に言い繕っておきます。

それ以上言及してくる人はほとんどいませんし、居たとしたらその人は要注意人物です。

 

 

実際に体験したセクハラの事例いろいろ

 

事例その1

・小さな建設会社で女性事務員は自分1人だけでした。

父親と同じくらいの年齢の上司に書類を渡そうとして差し出すと、書類と一緒に手を握られたり、質問をすると必要以上に近くまで寄ってきたりして本当に不快でした。

 

事例その2

・会社の恒例行事のため、断り切れなかった1泊の社員旅行でのことです。

女性社員は自分しかおらず、宴会にはコンパニオンと呼ばれる女性数名がお酌をしに参加していました。

酔いが回って来たころ、中年男性の一人がついたての影で衣服を脱ぎ「裸踊り」を始めました。

 

また別のグループではコンパニオンとチークダンスを踊りはじめ、ここで誰かと目があったら大変、と身の危険を感じ、早々に個室部屋に鍵をかけて朝まで閉じこもっていました。

 

事例その3

・残業のあと、給湯室でカップやふきんを洗っていたところ、突然後ろから上司に抱き着かれました。

抵抗すると「すまん。悪かった」と言って帰って行きましたが、しばらく恐怖で震えが止まりませんでした。

当時は会社内にセクハラ対策機関も無かった時代だったので泣き寝入りするしかありませんでした。

 

 

これまでに実際に相談を受けたセクハラ事例6件

 

事例1

・社内で「昨夜行ったバーの女の子が〇〇ちゃんにそっくりで可愛かった」と名指しで話す上司が居ました。

言った本人は褒め言葉のつもりだったかもしれませんが、女性側にとっては「まるで自分も水商売をしているんじゃないか」と言われた気がしてとても不愉快だったそうです。

 

事例2

・自社主催のパーティーで、先方の担当者からデートに誘われるなどセクハラ行為を受けた事を翌日上司に告げると「接待なんだからそれくらい我慢してよ。つきあいも仕事のうちなんだからさ」本来取引先と会社は対等な立場のはずです。

会社同士のコミュニケーションのために女性社員を利用してはいけません。

 

事例3

・体調を崩して会社を休んでいる部下(20代女性・独り暮らし)から電話で「回復しないのでもう一日休みます」という報告を受けた際「大丈夫?今日仕事で近くまで行くから何か買って見舞いに行こうか?」気遣いは分かりますが、本人の承諾があった上で同僚の女性に依頼する等の配慮が必要です。

 

事例4

・PC操作が得意でない上司が、基礎的な操作方法を女性の部下に頻繁に尋ねた挙句「また分からなくなったら〇〇ちゃんに訊くからね」とか「今まで他所でも女の子に教えて貰っていた」等の発言も相手が不快と感じればセクハラとなります。

 

事例5

・年配の女性社員に「何やってんのおばさん」「体調悪い?更年期じゃないの?」「この仕事は若いコにやってもらうからいいよ」こんな発言は酷く相手を傷つけます。

同じ言葉を女性上司や自分の家族に言えますか?

このような事例はジェンダーハラスメントとも言い、性別による差別として規定されています。

 

事例6

・セクハラは男性社員にとっても例外ではありません。

若手の女性社員が多い職場で「中年太り」「それってヅラですか?」など身体的な差別用語を使われたり「一生独身」「気持ち悪い」などの発言をする事もセクハラの対象となります。

 

 

最近のセクハラの傾向

 

最近では財務省の某事務次官のセクハラ疑惑に絡んで、メディアで働く女性へのセクハラが指摘されるようになり、芸能界でもアイドルグループの男性が強制わいせつ罪で一連の騒ぎがありました。

またスマートフォンの普及率に伴い、インターネット上での炎上、SNSでの誹謗中傷が後を絶ちません。

直接の被害ではないとはいえ、メールでの嫌がらせもれっきとしたセクハラです。

 

 

基本的な社会人としてのモラルが大切

 

セクハラに限らず、ハラスメント行為は「相手が嫌がることを強要する」ということですから、社会人としてのモラルがきちんと備わっていれば被害者にも加害者にもなることはありません。

 

「自分がされて嫌な事は他人にやってはいけない」という基本的な感覚が全ての社会人に備わっていること。

それがこれからの社会におけるセクハラ防止のガイドラインになるかもしれません。

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ライター紹介 ライター一覧

田中hanako

田中hanako

某国立大学教育学部卒業。
卒業後、民間企業、市臨時職員を経験し、30歳年上の男性と年の差婚。現在は専業主婦、時々アルバイト。

こんにちは。
まだまだ書き始めたばかりの田中です。
趣味は、読書。
柴田哲孝さん、麻生幾さんから、島本理生さん、林真理子さんまでジャンルを問わず乱読しています。でも特に、青山文平さん、佐藤賢一さんの「武士もの」が好きです。
あとは、エアロバイク。
愛車のEZ101は2代目です。ファッション誌を読みながらのエアロバイクが、ストレスの発散法です。

ダイエットやお肌の悩み、そして心の病気…私もたくさん悩み、解決法を探しながら、ここまで来ました。まだ道半ばですが、私の経験が、カウンセラーとしていろんな人の心の悩みを癒し、一歩踏み出す勇気につながるような記事を書いていきたいと思います。
悩み、迷いを癒せるような記事を書いて、お待ちしております。
疲れた時に読んで、ホッとしてください。

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