難消化性デキストリンって何?その効果や健康にどんな影響があるか知りたい!

美活編集部 料理研究家 茉子

特保(特定保健用食品)の成分で表示されている事が多い難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)。
今回の記事は、管理栄養士である料理研究家 茉子が、難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)について、その効果や健康への影響について紹介していきます。
ちゃんと、入っている成分の効能やその根拠を知って、元気や綺麗な身体を獲得しましょう!

 

 

最近の健康ブームにより、特保(特定保健用食品)が増えましたが、表示を気にしてみていますか?

 

特保飲料の成分で、難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)と表示されているのを見る機会が多いと思いますが、そもそも難消化性デキストリンという難しい名前の素材が何かご存じですか?

 

食物繊維が便秘にいいというのはわかっていても、水溶性食物繊維はどんな健康効果が期待できるのかわかりませんよね?

 

特保飲料によく含まれているということは、健康に優れた効果がありそうですが、特保の商品を使う時に、何も考えずにそのアピールされている効果を信じるのではなく、ちゃんと、入っている成分の効能やその根拠を知りたくありませんか?

 

今回は、健康効果やダイエット効果が気になる難消化性デキストリンについて調べました。

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「難消化性デキストリンって何?」

 

『難消化性デキストリン』とは、読んで字の通り、「消化しにくいデキストリン」です。「デキストリン」とは、デンプンの仲間のことです。

 

トウモロコシとうもろこしのデンプンを焙焼して、消化酵素アミラーゼを加えて加水分解し、消化されにくい成分を取り出して、調整した水溶性食物繊維が『難消化性デキストリン』なのです。なぜ、こんな作業を経て作られるのか、その理由は食物繊維不足対策のためでした。

難消化性デキストリンはほぼ透明、低粘性、低甘味、耐熱性、耐酸性に優れた素材であることから、加工しやすく、食味にもあまり影響しないことから様々な食品に加えることでき、手軽に食物繊維を摂取するのに効果的なんです。他にも様々な健康効果が期待できるため、特定保健用食品として、積極的に利用されています。

 

「難消化性デキストリンの体内での働き、健康効果とは?」

健康 自然

難消化性デキストリンの健康効果や体内での作用について調べました。

 

難消化性デキストリンの働きには、

糖の吸収を穏やかにして、食後の血糖値の急上昇を抑制する

脂肪の吸収を抑えたり、中性脂肪の蓄積を抑制する

内臓脂肪を減らす

整腸作用、便秘対策

ミネラルなどの吸収を促進

などがあげられます。

それぞれ詳しくその作用をみてみましょう。

 

<1、糖の吸収を穏やかにして、食後の血糖値の急上昇を抑制>

食事から摂取した糖質は、小腸から吸収されます。難消化性デキストリンと一緒に糖質を摂取したとき、単糖類であるブドウ糖や果糖の吸収には影響しないのですが、二糖類の麦芽糖の消化吸収を抑制します。炭水化物に含まれるデンプンの消化過程で麦芽糖が生成されるのですが、その麦芽糖の消化吸収を抑えることで、食後の血糖値の急上昇を抑制することができるのです。

 

<2、脂肪の吸収を抑え、中性脂肪の蓄積を抑制する>

難消化性デキストリンを食事と共に摂取すると、脂肪の吸収を抑えられる効果が期待できます。また、糖質を摂取したとき、上がった血糖値を下げるためにインスリンが働きますが、このインスリンは、余った糖質を中性脂肪として、体内に蓄積する作用もあります。食後の血糖値の急上昇を抑えることにより、このインスリンが大量に放出されるのを防ぐと共に、中性脂肪が蓄積するのを抑制することができます。

 

<3、内臓脂肪を減らす>

脂肪の吸収を抑えたり、中性脂肪が貯まるのを抑制することにより、徐々に内臓脂肪は減っていきます。また、中性脂肪や血液中の脂質は悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす原因になりますが、難消化性デキストリンを継続的に摂取することにより、コレステロールも下がることがわかっています。したがって、メタボリックシンドローム対策にもなりますね。

 

<4、整腸作用>

食物繊維といえば、便秘予防や整腸作用にいいというのは一般的に知られていますね。難消化性デキストリンも、水溶性食物繊維なので、摂取することで便秘予防や改善、整腸作用に効果があります。また、難消化性デキストリンは小腸で吸収された残りは大腸までとどき、ビフィズス菌などの腸内細菌の餌になるので、腸内の善玉菌が増え、腸の調子を整えるのです。

 

<5、ミネラル類の吸収の促進>

これまで、食物繊維はミネラルの吸収を阻害すると言われていました。しかし、難消化性デキストリンは、大腸まで届き、ミネラルの吸収を促進します。試験では、難消化性デキストリンを食事と共に摂取することで、鉄分の吸収を促したり、カルシウムの吸収が高まることなどがわかっています。難消化性デキストリンを摂取することで、ミネラルの吸収率が上がると、結果的に貧血予防、改善や骨粗鬆症予防、イライラ対策などにも抗果が期待できるのです。

 

以上の作用から、生活習慣病予防や健康的な生活やダイエットに難消化性デキストリンが大変効果的であることがわかりますね。

 

でも、そんな優れた素材である難消化性デキストリンを、張り切ってたくさん摂取しても問題はないのでしょうか?その安全性を調べました。

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「難消化性デキストリンは安全?副作用はない?」

 

摂取量の目安として、特定保健用食品の難消化性デキストリンについての表記では、1日に3~8gで設定されています。

海外では、難消化性デキストリンの摂取上限量を決められておらず、その高い安全性が信じられています。

また、他の食物繊維に比べ、お腹が緩くなりにくいというデータもあります。しかし、過剰摂取はいくらお腹が緩くなりにくいといえども、お腹の弱い人には影響を及ぼしかねませんし、過剰に摂取したところで病気がすぐ治るとか、健康効果の即効性が期待できたり、著しく健康が増進するわけではないのですよね。難消化性デキストリンを毎日適量の摂取を続けるには、問題なく、メリットは大きいです。

 

ただ、妊娠中や授乳中、子供の摂取には、充分な試験データがなく、安全といえども、注意は必要ですね。

 

「難消化性デキストリンの摂取の方法のポイント」

 

健康に効果的でダイエットにもいいとわかった難消化性デキストリン、どうやって日常生活に取り入れ、摂取すればより効果的なのでしょう?

 

難消化性デキストリンを摂取するオススメの方法はまず、難消化性デキストリンを添加した特定保健用食品のお茶などのドリンクを食事と共に飲むことです。

 

お茶 ティー

 

特定保健用食品のドリンク商品の表記のように、食事と共に飲むことで、食事に含まれている糖質や脂肪の吸収を抑えたり、食後の血糖値の急上昇を抑えたりしてくれます。

 

また、今は粉末状の難消化性デキストリンも市販されています。通販などで気軽に買え、低粘性、低甘味などあまり料理に影響を与えないので、普段の食事を作るときに小さじ1/2杯(3g)くらいずつ取り入れると簡単に摂取できます。

 

他には、飲み物などに混ぜやすくスティックポーション状に小分けした商品がドラックストアにあるので、いつもの食事のときのお茶などの飲み物に混ぜて飲んでもいいですね。

 

どんなサプリメントでもそうですが、難消化性デキストリンも毎日の生活に継続的に取り入れていくことで健康効果がアップしたり、ダイエットに繋がったりします。無理なく手軽に摂取できるので、ぜひすぐにでも取り入れたいですね!

 

「難消化性デキストリンを取り入れたダイエット方法」

 

肥満 ダイエット

健康効果やダイエット効果が期待できるからといって、暴飲暴食と共に難消化性デキストリンを摂取しても、効果は得られません。

特定保健用食品の表記でも、バランスのいい食事と運動と共に摂取することが推奨されています。

また、食事で摂取した糖質の吸収を抑えたり、食後の血糖値の急上昇や中性脂肪の蓄積を抑制することから、食前や食間、喉が乾いたときの飲み物としてではなく、食事と一緒に摂取することが大事なんですね。

バランスのとれた食事と運動に留意して、食事の時には一緒に難消化性デキストリンを継続して摂取することが理想的なダイエット法と言えますね。

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「まとめ」

 

いかがでしたか?

 

難消化性デキストリンが特定保健用食品によく利用されている理由がわかりましたか?

 

その性質から、気軽に摂取できるのに、継続して摂取することで健康やダイエットに素晴らしい効果があるなんて嬉しいですよね。

 

また、血糖値や中性脂肪値に働きかけ、生活習慣病や糖尿病、肥満などの対策にもなるので、健康診断で指摘された人などはぜひ難消化性デキストリンを早速取り入れたいですよね。

 

名前が難しいから、とか、何となく健康に良さそうだから、という理由だけではなく、きちんと効能や作用や摂取のポイントを知ることでよりよい効果が得られます。

 

難消化性デキストリンを手軽に毎日の食生活に取り入れ、元気や綺麗な身体を獲得しましょう!

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